2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

老師による添削

papiro「それにしてもどうも9句目がしっくり来ないんですよね。果たして浴衣の下に水着を着なければいけない状況ってなんなんだろう、って」 老師「フォッフォッフォ。それではこうしてみれば如何」 季重なり水着の上に浴衣かな papiro「老師!」 老師「フ…

サラシやタオルは考慮しないものとする

なんでこんな寒い時期に浴衣について考えているのか自分でもよく分からないが、上の季題をやっていてちょっと思ったことがあったので書く。 まず思うのは、浴衣のときのブラジャーのことだ。 浴衣って言うまでもなく非常に頼りない服装である。詳しくは後述…

こぼれ句

「祭(夏)」 呉服屋の息子思春期なつまつり まつり終えクリーニング屋の息子かな

一題十句 「浴衣(夏)」

しかし浴衣と言えばなんと言っても高浜虚子の「浴衣着て少女の乳房高からず」だろう。 x軸を「エロ」、y軸を「品位」とした場合、もちろん必ずしもそういうわけではない(と信じたい)が、大抵の作品の座標はそのふたつの軸において反比例するわけである。「…

合計1303羽

しかし28年ぐらいではまだ室町幕府にそれほど大きな動きはない。もうちょい先。 世界的に見てもそう大したことは起こってなさそうだ。羅針盤が発明されたぐらい。まあこれはその後の世界への影響からすれば大きなことなんだろうけど。三大発明だし。

和漢朗詠集

94番「わが背子に見せむと思ひし梅の花それとも見えず雪の降れれば」まで。 背子というのは女から男のことを親しんでいう語だという。この歌の作者は山部赤人で男だが、女になりきって詠んでいるのだそうだ。梅の花とか雪を、なんでもいいがなんかしらのメタ…

トリノ閉幕(関係なし)

いまヤフーニュースで目にして驚いたのだが、マイクロソフトの開発しているモバイル機器のプロジェクトの名前が「Origami」で、さらにそれはもともと「Haiku」というコードネームで呼ばれていたそうである。すごい。製作者は誰なんだ。もしかして俺じゃない…

一題十句 「結婚(高1)」

結婚すをとめはうまく桃剥けず 結婚す出席番号11番 結婚し美化委員長フェラチオす 補習授業落ちこぼれらの結婚式 結婚す相手は校則改革派 買い食いすをとめの結婚かき氷 親友へ結婚打ち明けチャイム鳴り 制服の磨耗はげしく結婚なり 結婚が床に散らばる恥毛…

合計1274羽

昨日から11年が経過。つまり11羽。 1274年と言えば有名な事件がある。そう、元寇だ。1274は2回あるそれの1回目のほう。文永の役。よってその際の執権もメジャーで、すなわち北条時宗である。しかしメジャーとは言え、メジャーな部類ではかなりマイナーなほ…

和漢朗詠集

79番「朝日さす峰の白雪むら消えて春のかすみはたなびきにけり」まで。 昨日から引き続き、暦と短歌と俳句の関係のこととかを考えている。和漢朗詠集を筆記することは、暦と短歌の関係を考えさせられる。しかしその一方で今の僕の頭はかなりの度合で短歌では…

読了

「俳人漱石」 坪内稔典 岩波新書 漱石の俳句について、著者と漱石と子規という三人で鼎談しながら見ていく、というスタイルの本。子規の「いやあ、また君に会えるとは! 百年ぶりだねえ」という科白から話が始まる。すごいだろう。なんと言うか、堂々として…

一題十句 「雁風呂(春)」

青森県外ガ浜付近では、暮春のころ、海岸に落ち散らばった木片を拾って風呂を立て、人々に入浴させる風習がある。これは秋に渡って来る雁が、海上で翼を休めるためにくわえて来て、ここに来て捨てておき、翌春、北方へ帰るときに再びその木片をくわえて行く…

合計1263羽

そう言えば2006羽までは西暦に置き換えられるのだよな、と思ったので実行する。ちなみに高校時代は日本史でも世界史でもなく地理を選択していた僕である。29羽。 1263年は鎌倉幕府のわりと地味な時期で、執権は北条長時。源実朝は1219年に死んでいるのか。鎌…

和漢朗詠集を筆記してみよう

62番「さくら花春加はれる年だにも人の心に飽かれやはする」まで。 しかしここ、「閏三月」というグループの歌なのだけれども、非常にファンタジーであると思う。「帰渓歌鶯 更逗留於孤雲之路 辞林舞蝶 帰翩翻於一月之花」とか。 要するに閏月とは太陽太陰暦…

一題十句 「腹ぺこ(中2)」

朝食を忘れ腹ぺこ手慰み 十四のをとめ腹ぺこつくしんぼ 腹ぺこの少女が飲まんニアウォーター 吾が指を舐める腹ぺこハラペーニョ 腹ぺこのをとめに遣りたい夜食かな 革命の被害者お腹ペコリーヌ(享年十四) 腹ぺこの生徒の頬のごはん粒 入学式寝坊の会長腹ぺ…

一題十句 「春隣(冬)」

をとめらのパジャマ香るや春隣 春隣クラスメイトの深呼吸 うたたねす各駅停車の春隣 春隣ミルキィをとめは悪夢見ず 春隣をとめの寝言は淫語なり 春隣コートの下の一二枚 ブラジャーを見せてもいいほど春隣 委員長へも春隣来たり大あくび 水泳部柔軟体操春隣 …

合計1234羽

キリ番踏みました! リクエストは特にないです! 22羽!

戦場へ

諸事情あって部屋の大掃除をしているのだが、物が多くて困っている。 物が多いというか、紙類が多いのだ。紙類って捨てにくいね。まあそれじゃ例えば大量でも捨てやすいゴミの品種とはなんなのかと言えばよく分からないのだけれども。 紙類とはすなわち大き…

プロッペッパッピローニ14世(王族の末裔)

せやからほら、分かるやろ。次に起こすべき行動が。自然と頭に去来するやろ。命じられんでも動ける人間やろ、お嬢ちゃん。学校では部活とか委員会とかやっとるんかい。ん、部活? 野球部のマネージャー? ほうっ、お嬢ちゃん野球部のマネージャーかいな。す…

ブログ運営上の私的メモ

バタバタしていて放置されているcantabileをそろそろ展開させなければいけない。 なぜいけないのかと言えば、そろそろ今年度のカレンダーが終わってしまうからである。瑠衣ちゃん、真里ちゃん、みっちゃん、由希ちゃん、悠美ちゃん、せっちゃん、なっちゃん…

不完全な人間

病み上がりで鼻が詰まっているのだが、それで気付いたことがある。 鼻水と痰は同じものだ。 大発見だ。そう言えば鼻と口は奥のほうで繋がっているわけで、その奥のほうに溜まっているものが、鼻から出れば鼻水だし口から出れば痰という、それだけの話なんだ…

読了

「国家の品格」 藤原正彦 新潮新書 いたく感動。ならぬことはならぬもの。なるほどなあ。 とは言え卑怯であったり姑息であったり思いやりがなかったりする人間はどうしたっていて、彼らはその無神経さから生活において心懸かりなどなく傷付かずに生きている…

合計1212羽

一日にこうして29羽も折ると、さすがに今なんかは「もう鶴はいいや……」と思うのだが、明日の朝になるとパソコンの起動を待ちながら、やっぱり鶴を折っている自分がいる。

学年題俳句

鏡にて陰唇ひろがりガーネット (陰唇・高1) もう眠るパパが屈んでキスしなよ (キス・高1) パパ不潔この世の終わりパパ不潔 (パパ不潔・高1) 今日は高校1年生で3句作ってみた。 高1、それは性の目覚めである。そしてそれはすなわち少女時代という…

読了

「俳句武者修行」 小沢昭一 朝日新聞社 おもしろかった。特に結論部が非常におもしろかった。 きちんとした結社に属さない著者が、いくつもの結社を渡り歩いて句会に参加し、俳句の修行をするというルポ。句会なので投じられた句に、それぞれの同人らと点を…

合計1183羽

とは言え鶴はもちろん折っていた。60羽。 5日で60羽ということは1日12羽。まあ普通か。もっとも風邪っ引きの22歳の男が1辺3,75cmの紙で1日平均12羽の鶴を折るのが普通かどうかなんて誰にも分からないと思う。

出火原因はお前だぜ

熱に罹っていた。 季節の変わり目だからだ。あったかくなったり寒くなったりしていると、本当に僕はかなりの確率で風邪を引くと思う。まったく温度変化に弱い。激弱だ。この日記を読んだ人は、温度変化の激しい日々があったとき、ボンヤリと僕のことを思い出…

学年題俳句

ブラジャーのホック外してパパHELP (ブラジャー・中1) キャンディを舐めるみたいにしゃべる君 (キャンディ・中2) ポロシャツは成功? 失敗? 初デート (ポロシャツ・中3) どうもうまくいかないな。女の子と文語という組み合わせにどうも違和感…

プロッペッパローニ14世(王族の末裔)

……つまり言いたいんはな、おっさんの筆があるやろ。弘法大師が遺したと言われるあの筆や。つくしんぼや。春の季語や。「十四の をとめ腹ぺこ つくしんぼ」や。おっさん心の俳句や。そいでな、おっさんのこれが筆なんやとしたら、じゃあ紙はなんなんやいう話…

読了

「本当はとてもえっちな古典文学」 林望 扶桑社 エロですよ。エロなんですよ。エロはすばらしいですね。「話の中心はエロなのだから、教育などで使用されるそれを除いた古典文学などカス同然」ということ。まったくだ。ああ世の中はエロ。生物学的に見てもま…