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「二枚舌は極楽へ行く」 蒼井上鷹 双葉ノベルス 微妙に気になっていた作家。読むのは初めて。帯に「12編の傑作コージーミステリー」と書かれていたものだから、読まないわけにはいかないだろう。 読み終えてみて、「cozy」の意味を調べなおした。 心地よくな…

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「古典落語 艶ばなし」 井上ひさし編 講談社 落語のシナリオ本。艶ばなし。もちろんおもしろく読む。 落語について噺という呼び方もあり、実際のプロたちは落語家と呼ばれるよりも噺家と呼ばれるほうが嬉しい、ということを聞くけれども、それももっともだと…

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「チーム・バチスタの栄光」 海堂尊 宝島社 「削除ボーイズ0326」 方波見大志 ポプラ社 上の賞金が1200万円で、下が2000万円。期せずしてそんな2冊を読んだ。 上は納得。下は不可解。賞金を逆にしてもそれは同じ。そんな評価。 SFなんてほとんど知識…

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「風が強く吹いている」 三浦しをん 新潮社 それでぜんぜん別のものを読む。駅伝の話。 陸上経験のない者が大半を占めるメンバーで箱根駅伝に出場するというストーリー。本当にただそういうストーリー。捻りもなにもない。本当になかった。著者にはもっとひ…

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「鉄鼠の檻 分冊文庫版 一」 京極夏彦 講談社文庫 なぜかどんどん時間が掛かるようになっている。 でも愉しく読んだは読んだ。やはり「きょうこつ」よりもはるかに見通しがいいと思う。

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「花は志ん朝」 大友浩 ぴあ 古今亭志ん朝の伝記というか評論というか。 CDを聴いていると、やっぱり志ん朝おもしろいな、と思ったりする。 それにしても落語いいなあ。落語。

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「Teen Age」 角田光代・瀬尾まいこ・藤野千夜・椰月美智子・野中ともそ・島本理生・川上弘美 双葉社 10代をテーマにしたアンソロジー。惹かれて読む。 ほとんどの話がびっくりするぐらいにおもしろくなかった。こんなにおもしろくない商業的な文章は久しぶ…

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「涼宮ハルヒの憂鬱」 谷川流 スニーカー文庫 とうとう読んでみる。なるほどおもしろいと思う。こういう話だったのか。

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「狂骨の夢 分冊文庫版 上」 京極夏彦 講談社文庫 ここからはノベルス版で読んで以来、再読していない。 そしてこの話はなんだかやけに印象が薄い。「うぶめ」「もうりょう」、「てっそ」「じょろうぐも」がそれぞれペアを組んでいて、これはどちらからも仲…

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「今夜も落語で眠りたい」 中野翠 文春新書 落語エッセイ、のような感じ。わりとおもしろかった。

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「魍魎の匣 分冊文庫版 下」 京極夏彦 講談社文庫 ようやく完結。うん、おもしろかった。構成というか、ここまでいくと構造だな、それがすごい。

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「魍魎の匣 分冊文庫版 中」 京極夏彦 講談社文庫 中。じわじわと物語が収束に向かっている。 しかし読んでいて意外に思ったことに、この話の印象って結構あっさりしている。 もちろん物語はいろいろな要素が入り組んでいて複雑なのだが、詰まることろそれは…

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「魍魎の匣 分冊文庫版 上」 京極夏彦 講談社文庫 3日かかって上巻を読みきる。9月半ば発売の「おんもらき」を読むのはいつのことか。 350ページほどかけて、物語はじわじわと展開している。全景はまるでまだ見えない。 ところでこの巻の中で、京極堂が初…

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「姑獲鳥の夏 分冊文庫版 下」 京極夏彦 講談社文庫 というわけで1作目を読み終えた。たしか3読目。読んでるな。 まあおもしろかった。これ自体もおもしろいし、今後の拡がりとかにワクワクもする。 ところで榎木津はシリーズの後半に較べてキャラクタがま…

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「分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上」 京極夏彦 講談社文庫 9月の半ばに「おんもらき」の文庫版が出るそうなので(分冊版も同時発売)、それに合わせて京極堂シリーズを読み返そうじゃないかと思い立った次第である。 なにしろ分冊版はいい。分冊じゃない文庫版は…

そう言えばこのブログって読書記録とか食べたものとか買ったものとかふと思ったりしたことをサラッと書くために作ったんだったな、と思い出したので読書記録

「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん 文藝春秋 感想……あまりおもしろくなかった。三浦しをんが直木賞を獲ったのはめでたいが、この本は別におもしろくないと思う。「ロマンス小説の七日間」のほうがよほどおもしろい。連作短編集なのに別に凝った構成という…

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「華胥の幽夢」 小野不由美 講談社文庫 再読。もちろんおもしろい。でもつづきは?

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「黄昏の岸 暁の天」 小野不由美 講談社文庫 再読。いやはやおもしろい。

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「図南の翼」 小野不由美 講談社文庫 再読。すさまじくおもしろい。

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「風の万里 黎明の空 下」 小野不由美 講談社文庫 再読。しかしおもしろい。

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「風の万里 黎明の空 上」 小野不由美 講談社文庫 再読。激しくおもしろい。

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「東の海神 西の滄海」 小野不由美 講談社文庫 再読。非常におもしろい。

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「風の海 迷宮の岸」 小野不由美 講談社文庫 再読。とてもおもしろい。

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「月の影 影の海 下」 小野不由美 講談社文庫 再読。すごくおもしろい。

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「月の影 影の海 上」 小野不由美 講談社文庫 再読。やはりおもしろい。

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「むかしのはなし」 三浦しをん 幻冬舎 三浦しをんの本はわりと読むようにしているのだけど、これは装丁があまりにもつまらなかったので触手が伸びずにいた。でもそうしたら直木賞候補とかになっていて、なんとも読むタイミングを逃した感じになった。んで読…

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「草枕」 夏目漱石 新潮文庫 もはや何度目か分からない読み返し。やはりおもしろい。 余裕だなあとしみじみ思う。「小説」なんてものに固執していない感じが素敵だ。筋なんかほとんどどうでもよく、書きたいことを詩語で綴るのみ。やはり小説より俳句とか書…

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「「歳時記」の真実」 石寒太 文春新書 冒頭に句をひとつ挙げ、季題を中心にそれについてそれぞれ見開きの2ページで語っていくというスタイルのショートエッセイ集みたいな感じの本。ゆるやか。 俳句とは季題を使って句を作ること(そうとも限らないが)な…

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「俳人漱石」 坪内稔典 岩波新書 漱石の俳句について、著者と漱石と子規という三人で鼎談しながら見ていく、というスタイルの本。子規の「いやあ、また君に会えるとは! 百年ぶりだねえ」という科白から話が始まる。すごいだろう。なんと言うか、堂々として…

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「国家の品格」 藤原正彦 新潮新書 いたく感動。ならぬことはならぬもの。なるほどなあ。 とは言え卑怯であったり姑息であったり思いやりがなかったりする人間はどうしたっていて、彼らはその無神経さから生活において心懸かりなどなく傷付かずに生きている…