合計1274羽

 
 昨日から11年が経過。つまり11羽。
 1274年と言えば有名な事件がある。そう、元寇だ。1274は2回あるそれの1回目のほう。文永の役。よってその際の執権もメジャーで、すなわち北条時宗である。しかしメジャーとは言え、メジャーな部類ではかなりマイナーなほうであると思う。なにより和泉元彌というのがよくなかったと思う。和泉元彌の凋落に引っ張られ、700年強の時代を越えて時宗の株まで下がった感は否めない。これは時宗がどうこうできる問題じゃない。なのでもう不幸というほかない。
 ちなみに元寇は言うまでもなく、神風とか言われる嵐によって難を逃れる。ただしただ敵を追い払っただけでまったく利益を生まなかったこの戦争により、重い軍備負担を課された御家人たちは幕府への不満を募らせたのだそうな。鎌倉幕府の崩壊の足音。
 ちなみに世界ではどんなことが起こってるのかと言えば、元寇が起こるだけあって要するにモンゴルのフビライが調子よかったわけである。そしてちょうどマルコポーロが東方旅行をしていた時期で、ポーロはフビライに謁見したりしているそうな。そうか、ポーロとフビライっておんなじ時代だったのか。もしかしてこれ、常識なんだろうか。いや、ほら選択が地理だったものだから……。