2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月の有季定型俳句「KUCHIBASHI DIARY」より

01日 陰毛の向う側には冬霞 (冬霞:冬) 02日 真知子から真知子の母へ腰蒲団 (腰蒲団:冬) 03日 豆いじり愛し愛され福は内 (福は内:冬) 04日 枯尾花 見向きもしない妹よ (枯尾花:冬) 05日 委員長 冬眠明けの委員会 (冬眠:冬) 06日 海鼠腸と見ま…

1月21日〜2月20日の期間中に詠んだ短歌 (13首)

ツンデレのをとめが庭で虫潰す桜の木を折り池の鯉喰う さくらんぼのヘタが結べることよりも結ばんと励む君がたまらん 縁側でうたた寝す孫のスカートがけば立つ板に引っ掛かる夕 をとめごの母も祖母もがそれをした三代にわたり我は眺めた 曾孫のショーツは拝…

学年題俳句1000詠講評 004 センパイ 中学2年生

学年題俳句1000詠の100題の中には「せんぱい」がふたつある。ひとつはこの「004 センパイ 中学2年生」であり、もうひとつは「078 先輩 高校1年生」である。なのでこのふたつは、その表記と学年の違いを意識して句作しなければいけない。句作が78題目のそれ…

1月11日〜2月10日の自由律俳句

1月 11日 (リュウサン) 12日 田中のミルクプリン 13日 乳房部合宿中 14日 仲直りするときはいつだって水着不思議 15日 (水引) 16日 まっすぐ一本道 まっすぐルーズソックス 17日 嵐森炎嶺 18日 まさにこれは乳首の三次性徴やー 19日 黒!! 20日 あっ女…

学年題俳句1000詠講評 003 高鳴 高校1年生

高鳴りがなぜ高校1年生かと言えば、精神と肉体の混在、それがまさに高1であり、高鳴りであるからだろう。「恋焦がれ」(035)は中学2年生だし、「色情」(008)は高校3年生である。ちょうどその中間。経験がなく感情は未だに淡くも、物質的な衝動が否定…

1月の有季定型俳句 「KUCHIBASHI DIARY」より

01日 元日のをとめが舐める足の裏 (元日:新年) 02日 門松の中へ忍ばしショーツ哉 (門松:新年) 03日 ふくらみし乳房にも似て鏡餅 (鏡餅:新年) 04日 書初めをここにくれろと泣く娘 (書初め:新年) 05日 初詣コートの下は裸なり (初詣:新年) 06日…