読了

 
 「姑獲鳥の夏 分冊文庫版 下」 京極夏彦 講談社文庫
 というわけで1作目を読み終えた。たしか3読目。読んでるな。
 まあおもしろかった。これ自体もおもしろいし、今後の拡がりとかにワクワクもする。
 ところで榎木津はシリーズの後半に較べてキャラクタがまだおとなしいな、と思った。そしてどちらにしろやっぱり阿部寛には重ならないな、とも思った。
 映画は観ていないのでなんとも言えないのだが、なにしろ唐沢なをきのイラストとかの印象があるから、木場よりも背が高いのはどうも納得がいかない。映画化が決まって配役が発表されたとき、「榎木津は阿部」という断片の情報だけを手に入れて、僕はてっきりサダヲのほうだと確信していた。本当に。そしたら寛だった。寛はその後、ケンシロウの声とかやっている。榎木津とケンシロウを同一人物が演じるのはやはり変だと思う。
 まあサダヲだったとしてもどうかと思うわけだが。
 なので僕としては、小沢健二がやるのがいちばんよかったんじゃないかと思う。……ぴったりじゃね?