資料

 
 ブックオフで「片思い女子中学生日記」という本を発見した。
 出来過ぎなタイトルにもしかして目の錯覚かと思ったのだが、手に取ろうとしたところきちんと質感があったので救われた。100円だったので迷わず購入する。
 これは明治図書というところから出ている新書版の本で、作者は森田まゆみという女性。僕みたいな男が妄想で書いているとかでは決してなく、彼女が当時リアルタイムで綴った日記である。
 すでにちょっと読んだのだが、すごくいい。どれほどいいかと言えば、3ページほど読んだところで、こりゃいけないと思い、蛍光マーカを手に取ったほど。恋に恋する女子中学生の心情が、なんと克明に描出されていることか。これは大いに僕の創作の資料になりそうである。そんなわけでたいへん嬉しい。
 同時に落合良行という人の書いた、「中学二年生の心理」(大日本図書)という本も購入する。
 本日のブックオフは実り多かった。