読了本

 
 「とっても不幸な幸運」 畠中恵 双葉社
 なかなかよい。短編ひとつひとつの質がかなり高い。こういうコージーな短編って、ときどき甘ったるくしすぎで気持ち悪いようなのがあるけれど、これは「重さ」「ミステリ要素」「甘さ」のバランスがちょうどよいと思った。のんびりとしたみっちゃん曜日(水曜日)、卒論の気分転換にこういうのを1話ずつ読むと、すごくいい気持ちになる。短編小説の効能。