気にしない短歌の出来が気になる最近

 
 園芸部受粉の季節が近づいて一年生の鼻息は荒く
 
 自らの落語で吉原オカズにす十三歳の新星あらわる
 
 白水着濡れて透けるか実験すをとめ水溶き片栗粉なり
 
 片想う同級生がアイドルに手ブラとかするそういう感じの
 
 ノーブラの推奨に努め没落す一千年後の日の目ノブラー家
 
 「ミルクティーですね、お待ちください」とウェイトレスは厨房へと消え