読了

 
 「必笑小咄のテクニック」 米原万里 集英社新書
 ジョークを11の方法論で分類し、紹介してある本。純粋にジョーク集としてもおもしろいが、なるほど新書で出版されタイトルに「テクニック」とあるだけあり、作る側としても勉強になるかもしれない。11のそれについてはあとでノートにでもメモしておこう。もっともその11の法則を眺めていてジョークが思い浮かぶという話でもなかろうが。
 ところでパロディについての説明の段で、「サラリーマン川柳が受けるのも、俳句という真面目な伝統的詩形式を踏んでいるからである」とあって、これはどうなのかと思った。真実と言えば真実のような気もするし、それは違うだろうという気もする。