大相撲九月場所11日目

　
　稀勢の里は玉乃島に負けて２敗。
　琴欧州は栃東に勝って全勝を維持。
　そしてなんと朝青龍が安美錦に負けて２敗となった。
　つまり琴欧州が後続に星２つの差を置いてトップという状況である。
　まさかこのまま琴欧州が優勝するのだろうか。うん、すればいいと思う。朝青龍が優勝の記録とかを作るのはなんか嫌だ。
　残りはあと４日か。琴欧州はどうも顔が飄々としていて情けないため、この有利な状況でもいまいち安心できない気がしてしまう。２場所前くらいの、朝青龍との最初のぶつかりをした瞬間に崩れ落ちてしまったイメージが今でも拭いきれていないのだ。そのため、要するに朝青龍以外の力士に負けさえしなければ朝青龍に負けても１敗だから優勝なのだが、なんか怖い。
　明日は北勝力で、そのあと千代大海との取り組みもあるだろう。どちらもだんだん調子が上がってきているし、これら２力士のような押してくる相撲は琴欧州が苦手とするところである気もする。引く相撲でもいいからとにかく勝てばいいと思う。
　ところで僕は力士の中でだれがいちばん好きなのかと考えてみた結果、それは朝青龍なのではないかと思った。アンチ巨人が結局のところは巨人ファンであるように、僕も朝青龍が負けるとすごく喜ぶ朝青龍ファンなのであると思う。