2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

卒論について

卒業論文の進捗が相変わらず0%なのだが、あまり焦る気持ちがない。 漢詩、短歌、俳句、ジョーク、韻、七五調訳、都々逸、エロ……本を読めば読むほど興味が拡大・拡散していって、もはや収集がつかない段階まで来ている。絶学無憂、新しいことを知れば知るほ…

エロティシズム俳句とcantabile補足

おそるべき君等の乳房夏来る 西東三鬼 乙女らの二の腕白き衣替え 大輪靖宏 両句、女体のどこに注目しているかの違いはあるが、要するに夏が来て薄着になった少女の姿のきらめき詠んでいる。 ところで数日前のSQ&SA(Q32)で、我ながらなかなか感心する…

それぞれの進捗

卒業論文「逆にくだらないジョークとしての漢詩」……0% 短編小説「レオナルドは眠らない」……55%

読了本

「俳句とエロス」 復本一郎 講談社現代新書 感想……ためになる。

ぱぴこさんについて

ぱぴこさんの日記「うわのそら」は、彼女らしい鋭い感受性で日々が綴られる素敵なページであるが、その記述のトーンが時々あまりにも低かったりすると、恋人としてはなかなか平静な気持ちでいられるものではない。しかもそれを憂いて電話をすると、文章との…

エロティシズム俳句

嬌嗔の眉美しや玉子酒 草城 キョウシンの嗔は、「怒り」みたいな意味らしい。季語は玉子酒で冬。 句の内容を考えるに、まず風邪だかなんだかで体調を崩している少女がいるわけだ。 ちなみになぜこれが少女かと言えば、嬌という字に若い娘のイメージがあるの…

それぞれの進捗

卒業論文「逆にくだらないジョークとしての漢詩」……0% 短編小説「レオナルドは眠らない」……50%

90年代っていいよね

NHKの深夜の映像散歩が、『90年代前半のヒット曲に乗せたその時代の映像』というもので、ぱぴこさんとメッセで語り合いながら、過剰反応しつつ観ていた。 藤井フミヤ、中山美穂&WANDS、広瀬香美、米米クラブ、浜田省吾……ああ懐かしい。同時に「素顔…

連作短歌・いつかブラを着ける日

気付いた日幼なじみの少年に 言われて皆の胸巻く鎖 絵里ちゃんと昨日と変わらぬ下校道 ついついなぞる真横のライン 去年まで博物館だったブラジャーの 博覧会かな身体測定 カラフルな絡まりあった布の花 ボクの胸はと一輪の花 花こすり一匹の蛇さわさわと 這…

それぞれの進捗

卒業論文「逆にくだらないジョークとしての漢詩」……0% 短編小説「レオナルドは眠らない」……50%

視線の変態性と芸術性について

僕は相変わらず女子中学生と女子高生が大好きで、ベストやカーディガンを着用した少女がやや見受けられるようになってきたことを哀切なる心持ちで眺めている今日このごろなのだけれど、与謝蕪村の作品を鑑賞していて、僕のその眼差しとはすなわち詩人の眼差…

それぞれの進捗

卒業論文「逆にくだらないジョークとしての漢詩」……0% 短編小説「レオナルドは眠らない」……40%

読了本

「センスある日本語表現のために」 中村明 中公新書 サブタイトル……「語感とはなにか」。 感想……語感について論じるなんて不可能なんだなあ。

女偏の漢字について

漢詩において、女偏の漢字をなるべく使わないでいたいと思っている。内容がどうせ女の子についてなのだから、それで女偏の漢字を多用するのは野暮な気がする。どうせならばまったくそれを用いずに女の子を描きたい。 しかしこれがなかなか難しい。妹、娘、少…

漢詩・入梅

十三歳未開 天癸昨宵来 梳弄非高遠 落紅若入梅 天癸:月経。梳弄:破瓜。落紅:出血。

狂詩・ツイスターゲーム

彩丸浮白布 (白布に彩なる丸浮かび) 並赤緑黄青 (赤緑黄青が描き並ぶ) 捻人遊戯盤 (これツイスターゲームなり) 伝聞悪魔棲 (悪魔が棲まんと人は言ふ) 我見対戦者 (われそっと見る対戦者) 少女過飲態 (少女いかにも飲みすぎか) 何紅顔虚瞳 (虚ろ…

漢詩と狂詩について

擬漢詩か。 以前いくつかそういう単なる漢字の羅列みたいな、まさに擬漢詩みたいなのを作ったことがある。しかし漢詩の正式なルールを知ってからはやめてしまい、作っていたことを恥じるようにさえなっていた。 しかし今では、やっぱりあれはあれでおもしろ…

「春風馬堤曲」の擬漢詩について

どうして与謝蕪村は「春風馬堤曲」で、正式な漢詩でなくあえて擬漢詩を用いたのだろうか。蕪村ならば正しい漢詩を作るなど難しいことではあるまい。どうせならばそうすればいいと思う。わざわざ破格にした理由とはなんだろうか。 思うにこれは、彼が「春風馬…