読書の記録

 
 「てっそ」の2巻がまるで進まない。
 進まないはずだ。ここ数日、僕の掌の中にある本は「てっそ」でないものばかりである。読まなければ進まなかろう。そして僕はやはり、もうしばらくそれを読まなかろうと思う。残念だが京極堂シリーズ再読計画は中止にする。「じゃみ」で世間が盛り上がっているときだというのに。
 まあそもそもなんで京極堂シリーズを再読していたかと言えば、それ以外のものを読めるような気持ちじゃなかったからで、なのでそうでなくなったことはよいことなのだと思うべきなのかもしれない。うん。
 それとひとつことわっておきたいのは、たしか「てっそ」には禅というものについて100ページぐらいにわたり語っている場面があったと思うのだが、そこはたしかに内容が掴みにくい場面だったように記憶するけれども、今回の中止は決してそこでつまずいたからではない。
 そこに至る前に断念している。それだけは分かってもらいたい。
 それで今は「マリア様がみてる」の新刊とかを読もうとしている。
 そしてそれについてちょっと読んで気が付いたこととして、どうやら僕は前回の読書から今回のこれの間に、1冊べつの新刊があったのを見落としていたようだ。おどろく。でもどうやら薔薇の選挙に瞳子が絡んでごたごたしたけど解決したらしい、というのは分かった。この分なら3巻くらい飛ばしても大丈夫かもしれない。丁寧なストーリー運びだ。