「どどいつ万葉集」より

 
 数ならぬ身でも恋路の誠はまこと 惚れたに上下があるものか
 富士の高嶺に降るのも雪よ 賤が軒端の雪も雪
 雨の降るほどうわさはあれど ただの一度もぬれはせぬ
 あたまごなしに冷やかされても 赤い心でいる西瓜
 白だ黒だとけんかはおよし 白という字も墨で書く
 明日は知らねど昨日はむかし 今日は命にかえて逢う
 顔見りゃ苦労を忘れるような 人がありゃこそ苦労する
 ひとり笑うて暮らそうよりも ふたり涙で暮らしたい
 川という字はそりゃ後のこと せめてりの字に寝てみたい
 あきらめましたよどうあきらめた あきらめられぬとあきらめた
 
 ここまで読んだ中でわりと気に入ったものを抜粋。
 まだ自分では作れない。7775って難しい。