学校運営案について

 
 もしも学校を運営するとしたら、むちゃくちゃ校則の厳しい校風にしようと思う。
 えっ、校則がある程度ゆるいほうが少女たちのファッションにも幅が広がりいいんじゃないの、と思う人がいるかもしれない。しかし忘れてはならないのは、自分は運営者側、すなわち校則をチェックする側の人間であるということだ。
 すなわち、下着とかも校則の項目に入れてしまうのだ。「派手なものは禁止」などと。こうすることによりチェックという名目で公然と女子生徒の下着を拝むことが可能となる。
 さらには「貞潔を守ること」みたいな項目も作る。そうすれば定期的なヒーメン検査だって許されるだろう。1年に1度ぐらいでいい。4月の健康診断のときとかに、内科検診のついでとかですればいいのだと思う。なにしろ校則なんだから仕方ない。
 さらにさらに、厳しい校則の下に少女たちを置くことによって、少女たちの罪の意識のハードルが高まり、一般社会から見ればどうでもいいようなことが少女たちの弱みになる、という機構も望めるのではないかと思う。すなわち、「買い食いしたことをみんなにバラして欲しくなかったら……」みたいな感じに。
 とは言え残念なことに、今のところ僕には学校を運営する予定はない。本当に残念だ。ただしそれでも現に存在する、校則がやけに厳しい学校の運営者の気持ちは痛いほどに分かるつもりだ。